Harada-Sasa

第一査読結果。ひとりの方が、「１変数系しか議論していないので、一般性がない」、とおっしゃる。たしかに、非常に広い非平衡系のなかでは、示せているのは狭いクラスだけど、たとえば、多自由度系の場合の展開の有り様は、論文を読んだプロなら想像できると思うのだが。（それに、趣旨は、ブラウンモーター系だし、その範囲では、十分に広いという証拠はみせている。）コメント内容からして、いわゆる伝統的非平衡統計の研究者のようで、１変数系には興味がない、ということらしい。どういう論旨で納得させるか、原田さんとメールのやりとりをして、方針をきめる。そのために、ちょっと急いで、たたい系についても確実な部分とあいまいな部分と未知の部分を明示的に理解することにする。