2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

岡さんのセミナー

Hubbardモデルに電場をかけたときの応答についての解析。真の理解はまだ難しそうに思えるが、あの手この手で具体的な考察をすすめて知見を積み上げているのを見るのは楽しかった。ただし、理論的には大変なやましい感じが残る。なんか、いい切り口はないもの…

LAPACK

昨夜色々調べて、なるほど、numerical recipes では限界があるとわかったので、LAPACK(レイパックと読むそうな)を使うことにした。いちばん時間がかかったのが、使い方を書いてあるweb pape を見つける作業だった。なるほど、はやい。(しかも、実質的にプ…

例外

この研究日記には例外的なことだが、貴乃花のことはかいておこう。すでに多くの同世代人が触れているように、かの貴乃花 vs 北の湖 は、今でも強く印象に残っている。ほんの僅かな時間しかないひとつ取り組みで、格別の相撲好というわけでない多くの普通の人…

Harada-Sasa

昨日、田崎さんが白板にたったとかいていった、指数ルールDLG でのFDT violation の式を丁寧にだしてみる。たしかに簡単にでるが、このviolation の式がエネルギー散逸になるとは、みかけ上は全く思えない。ふむ、、、。Langevin 以外でもっとも簡単であろう…

月曜日

いろいろあった。いろいろあるのは何もないのと同じ、というときもあるが、今日のいろいろは、それぞれ意味のあるいろいろだったと思う。

日曜日

さぁてと不定期講義ふたつがおわって、夏休みまでにしたいことの指をおる。どこまでできるかな。とりあえず、明日までにしないといけないことはした。最近の論文でも、Cohen のJarzynski 等式批判に言及しているのがあって、(1年ほどまえだかに、話には聞…

土曜日

「しなければいけない仕事」は全部明日にまわし、Harada-Sasa DLG version の証明を考える。途中、少し外出したり、うたたねしたり、、ではあるが、ゆったりした時間がとれてよかった。証明の方針は、集中講義中に考えたとうり、(Hayashi-Sasa 由来の)直交…

金曜日

名大集中講義終了。 S研 全体がホストのような感じで、少し恐縮した。結晶成長の専門家である上羽さんはと知り合いではあったけれど、最近おあいする機会がすくなかったし、他のスタッフの皆さんは、いわゆる電子系であり、学会であうこともほとんどない。そ…

木曜日

名大集中講義2日目終了。講義前(!)に大変鋭いコメントを修士の学生からもらう。大事なことだが、僕の考えが消化できていなかった。夜、3日目の構成でなやむ。午前2時間分の構成として数日前に組んだ筋をみると、どうみても4時間コースだな。どないし…

明日の準備終了

午前2時間分を再構成する。様々な線形応答関係の相互関係や平衡統計力学との関係を暴くのが主題。こういう相互関係を整理している文献は全く知らないので、線形応答理論を教科書的に知っている人も面白がってくれるだろうし、何も知らない人も関係式の有機…

水曜日

名大集中講義初日:午前のつみのこしで、午後に、local detailed balance 条件が、Langevin 記述では第2種FDT になることをLangevin 記述そのものを導きながら示し、具体例としての DLG を導入して、local の意味を丁寧に話していたら、残り1時間になって…

火曜日

名大集中講義 の最終プログラムをつくる。明日からなんだよな。急ピッチで準備をしています、、、って、スライドをつくるわけでも、講義ノートをつくるわけでもなく、何をどう伝えるとか、という筋を頭の中につくっているので、はためには、ぼーとしているよ…

月曜日

朝の電車で、Harada-Sasa の DLG での証明にとりくむ。うーむ、できなかった。昼間は、名大集中講義の準備でおちつかない。とりあえず、名古屋にもっていくものは鞄にいれたのだろうか?夕方は会議。こういうときに限って、思った以上に時間がかかる。

NESS

Cohen の文献を読んで、論点整備の古さにため息をついた。現状をなげいても仕方なく、ともかく、具体的な結果を積み重ねて、有名人の影響など関係ないところまでいけばよい。Harada-Sasa に関しては、まずは、local detailed balance を満たすクラスの範囲で…

名大集中講義 の準備。3日目の朝の構成をくむ。fluctuating response equation (FRE)をメーンにすえて、そこにいたる背景として、力の分割の操作的な話(= Hayashi-Sasa III), 力の分割の指導原理 (= Hayashi-Sasa V) からの流れをきちんとおさえて、FRE に…

土曜日

Harada-Sasa letter のreplyとHayashi-Sasa VI の手入れをする。集中講義の直接の準備はできなかったが、どちらも講義の内容と関連するので、よし、としよう。

金曜日

今日も過密予定を一気にかけぬけた。木曜日に睡眠時間を多めにとるので、疲れの蓄積はない。栄養ドリンクの注入もやめたままである。講義の合間や講義後に院生たちと話をする。どんな些細なことでも、僕の知らない話を聞くのは楽しい。どんな小さい進歩でも…

木曜日

講義前日はいつもおちつかないし、集中講義前でもあるので、さらにおちつかない。いくつかの仕事を並列でしたが、まとまったことができなかったので、こういうのはよくない。講義準備も不十分なまま。ただし、初日と2日目については、頭にずいぶんとはいっ…

NESS

Harada-Sasa paper の最初の方と Hayashi-Sasa VI paper の最初の方と 集中講義初日に、NESS 記述についての現在ありえる立脚点と仮説について議論する予定である。3つ重なっているのは、偶然ではないかもしれないが、ともかく、ひとつで3つ同時にできる得…

水曜日

朝、談話会の構成をかえて、式もはりつけでなく入力してしまう。これで最低限の形になった、と思って、最初からみなおすと.... 「げ?? テキストボックスの末尾の文字が全て消えている。」何をしたっけ?? google さんにお伺いをたてると、どうも有名な現…

火曜日

名大集中講義 の準備。方針は固まってきた。自分が楽しめることが第一なので、過去の講義構成を基本的に捨てていく。明日のうちに、初日と最終日の午前の具体的な部分がおわると楽になるのだが。談話会の構成が淡々としすぎているのが気にいらないので、構成…

Dotsenko-Blatter model

大槻君の直接数値実験で想定外のことがあったりしていて混乱している。田崎さんにも話を聞いてもらう。Ruelleの本に書かれている厳密な結果もあるそうな。みとかないといけない。(僕のもっているRuelle 本は、くらもと研の先輩のを借りたままになっている。)…

日曜日

朝、5:30に起こされる。「次女よ、プリキュアがはじまるのは3時間後だ」、といっても聞かない。仕方ないので、6:00から名大集中講義の準備をする。まずは、談話会の準備から。昨日、前半の構成になやんでいて、今日も後半の構成になやんだが、とも…

Harada-Sasa paper

朝、introduction の構成についての僕の意見をまとめる。色々迷っていたが、原田さんの原案に具体的にコメントをしていくなかで、僕にとっての現時点の位置づけは、(やっと)はっきりしてきた。アインシュタイン特集の講義の影響も大きい。現状の理解につい…

金曜日

おそらく、5月の週としては、着任以来もっともスケジュールがきつい1週間だった。研究はとまっている。名大の集中講義の準備もとまっている。

木曜日

おおぉ。

水曜日

昨日の講義の影響で、今日はへばっている。個人史上もっとも集中力を使った講義として、僕自身の記憶に残るものになったが、その代償は大きい。 さて、通常講義は、容赦なく予定されているが、2週間後には、名大集中講義 がまっている。今のところ、談話会…

講義(Einstein 特集)

さすがに18:00からという異常な時間からの講義に参加しているだけあって、皆さんの顔つきは大変よかった。(聴講者は60人程度だった、とあとから聞いたけど、もっと少ななかった気がする。部屋はがらあき状態。)90分で構成するならあれ以上は無理…

エントロピークライシス

帰りの電車で、ふくしまさんとお会いしたので、エントロピークライシスの計算方法の議論をする。これをあぁしてこうして、どどーんとすれば、クライシスの転移温度候補はわかるのでは?という案はきたかな。グラス相はあとまわしで、ともかく高温側からの接…

セミナー

細胞性粘菌の走電性の実験。基本は、化学反応にあるので、いくら外から制御しやすくても、複合的な組み合わせ的な理解を要するので、(僕にとっての)もとの問題の面白さがなくなる。ただし、セミナー発表[柳田研 D1 佐藤さん]そのものは、よかったし、勉強…