火曜日

佐藤勝彦氏(金子研 PD)が突然部屋にきた。線形応答理論に関して、通常の本には書かれていない素朴な事実関係で、理論全体を理解するうえで大事なことをあれこれ質問してくる。途中までは即答だったが、最後の〆の問いには答えれなかった。今度機会があったら、ゆっくり考えてみよう。あいかわらず、素朴で自然で深いところには余人に代えがたい鋭さをもっているなぁ... と感心した。あれ、ちょっとまてよ、こういう感心って12年前もなかったか?ふりかえれば、12年間全く同じ調子で、突然部屋をたずねてきて、鋭い質問をして、帰っていく、ということをくりかえしていないか。。うーん。永遠の鋭いM1.... っていいのか? [Lieb-Yngvason の公理論的熱力学のpreprint がでた97年、そのエントロピー構成を素朴測定量で表現しよう! という「問い」を、あちこちの場所でひろめていた。それに答え、決定的な突破をしたのも佐藤氏だったなぁ。]