ガラスの理論?

今日中に第一段階までいくつもりで朝からずっと計算していたが、最後でつまった。計算できない。どうも何か物理をはずしているような予感がする。非平衡定常系と同じように、密度場の保存性が悪さをしているようだ。油断していたらすぐにラプラス場が絡んできて、異常な寄与をつくっていまう。

うううううううん。たとえていえば、保存場の相分離の界面動力学の導出と似た状況になっている。それについては、僕自身、何度か試みたものの、理論的に完璧に納得していなかった。(非保存場なら一点の曇りもない。)Ohta-Kawasaki がやったように、時間変化の方にグリーン関数をひっかけて、非保存場の扱いと同じようにするのは可能かもしれないけれど、それはかなりあやしい。保存性に対応する変数を残す路線はなんだかうまくいかなかった。界面動力学は、80年代前半に本質的なところはおわっていたので、数年おくれで僕がそれを知ったとき、何がなんでも解決しないといけないという強い動機はなかった。しかし、今回のガラスは、何がなんでも解決しないといけない。。それとは全く別方向の解決策があるのかもしれないけれど。