木曜日

公式完成。朝6時におきて違和感を整理し、朝食後に混乱し、電車のなかでおちついて考えなおし、大学について紙にかいておわった。セミナー後、tex で5ページのノートを殴りかいて、確認をする。(昨日の式は間違いではなかったが、つめの変形ができてなかった。それゆえに、数値的に不安定さを残していたし、論旨が少し不透明だった。)

結局、Pesin formula からのずれ、つまり、KS entoropy と正Lyapunov 数和との差、P(1) がもっとも美しい形になった。物理としてほしいのはこれなので、位相的エントロピーの計算はやめる。(もちろん、位相的エントロピーの公式も得ている。)FDT violation が美しい式でかけたのと似ているなぁ。

この美しい式は知られてないのかな。問題意識さえあれば、導出はそれほど難しくはない。ただ、具体的な計算は交換もんてかるのがないとはじまらないので、97年以前に計算されていることはない。ふくしまさんがご存知ないようなので、たぶん、公式をしっている人がいたとしても計算されたことはないだろう。(手許にある本や論文にはない。)

まずは、具体的に計算をして、実際に使えることを確認し、使えるなら、有用な道具になるので、少しづつ適用範囲をひろげていこう。

日記をみるとこの公式のイメージは、6月16日の木曜日にできている。高分子がもにょもにょうごく系にうつせそうだから、それをどう具体的に書くか、ということを喋っていた。そのときは、こんな鮮やかな表現になるとは思ってもみなかった。先週の段階で、何かしらの算数にのっかるだろうと確信し、1週間の集中期間をつくったのだった。ともかく、よかった。