金曜日

京都3日目:睡眠時間は6時間だったが、熟睡できた気がした。とりあえずよかった。せっかく講演準備をちゃんとしても当日に頭がまわらなかったらどうしようもないからな。。

Gaspard のcarbon nanotube の話は、着実な路線での数値実験だが、僕の近くでもぜひみたかったデータだったので、詳細まで全部頭にいれるつもりで、途中で質問をはさんでしまった。そのデザインで非平衡で楽しいことがいっぱいできるぜ。田崎(秀)さんの話は、C^* 形式はともかく、Zubarev-Maclennan の話で納得いかないのがあったので質問をする。C^*の結果を翻訳する部分は質問の答えをきいても、講演後に議論をしてもらっても、(田崎さんの主張に)腑におちない部分が残る。ただ、Zubarev-Maclennan に絡んで、どういう問題があるのか、という点について、共通に認識している部分があると思った。

毎週の講義前もそうだけど、自分のプレゼン前はおちつかないので、クリスの講演には集中しなかった。(もちろん、講演内容の概略はちゃんと理解したし、彼のプレゼンの仕方はみていた。)僕の講演は、うーん、やはりうまく制御できてなくて、重要なフレーズをいいわすれたり、細かい説明をいくつかわすれたり、と色々と減点はあるが、大きくこけなかったし、自分のできる範囲でやれる準備はしたと思うのでよしとしよう。(ヒットラーみたいだった、、と複数の人にいわれた。洗脳型の講演にしたというのもあるけれど、英語は苦手なので難しい言葉を喋れず、短く単純な言葉をつないでいくしかできないので、よけいにそうなるのだろう。)

翌日追加:洗脳型は違うな、ひとり劇場型か。まだ自分の世界だけでいるので、ひとをひきこむほどの講演はできていない。(スライドと喋る内容の全てを頭にいれ、喋る言葉の選択の微調整を歩きながらできる程度にまで準備は練ったが、発表そのものの準備まではまにあわなかった。同じ発表をもう一回する機会があれば、もうちょっとましになるかもしれない。)

帰りの新幹線は、小松=中川夫妻と一緒にかえり、最近の話を教えてもらう。短期的な意味では、僕とも最大にピントがあっている。今の話は論文にしているらしいけれど、ほれほれ...という路線でいけるんでは、と昨日いってあったのだが、早速、小松さんができそうだ、といってきた。ほんじゃ、それは来月に論文ね、と伝える。僕は、その次のことを考えよう、、といろいろ頭をめぐらすも、みえそうでみえない。しかし、そういう風にどんどん展開していくのは楽しい。