金曜日

朝、バスにのって基研に向かう。隣にすわったのが、佐々木さんとこで学位をとった金田さんで、声をかけてくれて、色々な話をしていた。バスをおりようと思ったら、「あれ?財布がない。」金田さんに2千円を借りて、バス代をはらって、タクシーでホテルに逆戻り。その後、ふたたび、タクシーで基研にむかう。頭が弱っているな。。。

基研での講演:45分講演+45分議論の予定だが、60分講演+30分議論になってしまった。昼休みにのじさんグループと話ができたのもよかった。のじさんところにいってより詳細な説明をして意義を納得してもらえれば、なんかできる気がする。

僕の講演は、それでもバランス的にはよい方で、90分講演....というか、中身をつめにつめた講演も結構あった。期待ぬきで、普通の研究会としてみれば、素晴らしい話が多かったが、全体的にもうすこし発表内容を減らしてくれればよかったのに。しかし、のじさんの extensive な解析には、目をみはるものがあった。なんというか、近くにいて色々教えてもらいたい気がした。(今、大阪なんだよな。このあいだまで生産研にいたらしいのに。)

柳田さんの話は、面白いんだが、期待を過剰にするせいか、最近の話は僕には刺激がすくない。もちろん、柳田さんがintro 的にみせた北村さんらの実験の話は別格的に素晴らしい。その実験データはもう何度も目にしているが、柳田さんから聞くのははじめてだった。(柳田さんの講演は3度目だったが、過去2回は95年と97年。)世界の誰もみていないものを見事にみる興奮は、分野を超えて伝わる。そういう前人未踏領域突入を経験したあとで、新しい分野に挑んでいくのは並大抵ではないだろうな。


笹井さんや木寺さんのMD 話を聞くにつれ、うーんまだ大変そうで、なかなか大衆化できる状況ではないな。。どういう距離感でみていけばいいのだろう。