日曜日

Nakamura-Sasa論文赤いれ。ブラウン運動解説手入れ。

とくに目的もなく、文献をあれこれ読む。先週のサクレーグループのプレプリは、練習問題としてやっといた方がいいな、と僕も思っていたことを(おそらく)PRL 用にさくっとまとめている。今のところ本質的に新しいことはだしていないが、「色々なことの出発点になりえる」のは同意。なんとなくけったくそ悪いが、個人ノートを超特急でつくってしまおう。

寝る前に布団の中で紙の裏にかいた。格子モデルのMSR風経路積分表示である。(MSRDJ と彼らはよんでいるので、以下、MSRDJと略す。)で、連続極限をとって、Langevin 多体系のMSRDJの再導出をすること。プレプリには結果しか書いていないが、もちろん一致した。時間を離散化し定義から丁寧にかいても紙2枚でおさまる。プレプリの残りの部分は、今までの field theoretical formulation との対比 をうんたら書いている。[ちなみに、彼らが書いている導出の方針は気にいらない。この書き方だと(何もみずに出せる人以外は)理解できない。]

Langevin 多体系の密度場に対するMSRDJはちょうど一年前に書いた。格子モデルのMSRDJ は、Harada-SasaをDLG で調べていた昨年の6月頃にやろうとしたときがあったが、そのときはできなかった。(”原理的には”マスター方程式の第2量子化表示とかなんとかを経由すればできるのは知っていたが、すっきりだしたかった。)夏休みに、カオスの研究の延長でMSRDJ導出のノートを書く機会があって、そのときに格子モデルでも同じようにできるな、、と方針だけは頭にあったが、練習問題としておいていた。(というか、練習問題にしていたことをプレプリみるまで忘れていた。)

しかし、MSRDJを書いたところで、何をどう議論するときにどうやって使うかの方が遥かに問題で、それなしでは実質的には意味がない。(勿論、できたらいいな、、という問題はあるが、なかなか手がでない。折角だから練習問題を考えるか。)