火曜日

χ_4論文:例で示しているモデルでは、kink のうけるポテンシャルは全て計算できる。論文では、その数字は重要ではないので、計算できる、としか書かないが、ゼロでは困るので計算する。主要項だと思っていた項はゼロだったので、ちょいややこしい計算が必要になる。それでもできるはずなので、岩田さんに白板でやってもらう。途中まではkink dynamics の導出法を正しく理解していれば、すぐにだせるが、最後に残ったのが、非せいじ項のある超幾何微分方程式の解の漸近的な振る舞いからきまる「とある数字」の計算。 物理数学演習レベルなので、本質的な部分で悩むことはないが、それでも何箇所か落とし穴があった。そこでおたおたしたが、最後には「その数字」まで到達した。おぉ、まぁ、物理から期待されるとおりの符合でよかった。(符号が反対ならえらいことで、今晩返上で色々なチェックをしないといけなかった。)

ちなみに、白板での計算に限れば、おそらく岩田さんは僕よりも早い。この長所をうまく生かした研究者になれればいいな。(もちろん、本人にとっても僕にとっても、簡単な話ではない。)

project-G:うーむ、物理的考察だと何か腑におちない。ここは、ひとつ、物理を思いっきり離れて、計算手法としての側面で考えてみる、、という路線はどうであろうか、、とか。