月曜日

揺らぐフロント:このあたりがきっと問題なんだろう、と昨日から今朝にかけて最初のあたりをつける。研究室にきて、予定していた掃除をやめて、論文を読む。まずは、グレン*1のPRL 論文から。この論文、面白いし、深い可能性もあるのだけど、核心部分のイメージがわかりにくい。実際、グレンにはじめてあったときに、直接聞いたのだった。黒板に書いてくれた絵で「あ、なるほど」とわかったのだが、それに相当することが論文には明示的には書かれていない。論文を見ながら、グレンが黒板に書いた絵を完全に思い出した。(論文は、絵を思い出すためのトリガーに過ぎなかった。)さて、これを踏まえて、揺らぎだが.....。計算しないと、わからんので、今日はここまで。

で、揺らぐフロントのreview paper を読む。あっちにいったり、こっちにいったり、わかりにくいなぁ。そもそも、基本方針がない。文句をいいながら、読まずに、大事な部分の式だけつなぐ。グレンのを読んで自分なりの計算イメージをつくった後なので、そのイメージとの差だけみる。うーん、「ここ」がわからんな。論旨に飛躍があるように思う。区切りがいいので、今日はおしまい。

さてさて、この作業のおかげで、自分たちの計算について、ひょっとしたら「こういう可能性」はあるのでは?という案がひとつ浮いてきた。寝るまでの間に手を動かしてみよう。

*1:Glenn Paquette. 科学論文の英文用法百科の著者。大野さんとこで学位をとった後、京大に学振できていた。