日曜日

Paris 短期滞在のイメージがだんだん固まってきた。大枠の日程確認を8人までとった。もう少し増えそうだが、あまり、予定をいれすぎるとアップアップするので、このあたりから慎重にいかないと。[Brunet-Derrida は、今のところ、最後まで連絡をとらずに、もし、「揺らぐフロント」について、何らかの公開物ができたら、会いにいこうか、、というあたりにしている。]

つめきっていないが、7月に伊藤さん、8月に田崎さん、先週に福井さんに指摘されたことをちょこちょこおってみる。うーん、指数が変わる気がする。結構手数の多い計算なので、集中して一気にしないと全部おうのは大変だから、途中からは、generic に残りそうな項をはじいただけの評価ではあるが....。つめて計算をすべきかどうか。拡散の入り方は、今の段階では、手でいれている。だから、色々な入れ方がある。もとの問題をわすれて、オーダーパラメータ方程式からもっとも素直に拡散を仮定すると、公表した論文とは違う形になる。(伊藤さんも田崎さんも福井さんもすぐに納得された形、、というくらい自然な形である。)その形で指数がどうなるかをざっとみたのである。

少しなやんでいると、夏に、伊藤さんや田崎さんに指摘されたのにもかかわらず、なぜ、すぐに計算しなかったのか、思い出した。(怠慢なだけではなかった。)あの論文の入り方は、時間相関関数のオーダーパラメータに対する拡散としては、もっとも自然なもので、その他の形はかえって考えにくいものだった。うーん、そうすると、↑の計算をつめるより、その「自然さ」の根拠をはっきりさせる研究をすべきかもしれない。どっちにしろ、ミクロレベルにもどって再構築していく計画を4ヶ月ぶりに復活させる予定にしていたし、それにあわせて、課題をくっつけるのがいいかな。。。ま、少し、頭を冷やそう。

ところで、早晩のうちに必要になるのは明らかなので、ランダム多体系の理論的考察の準備もはじめておきたい。僕は、ランダム行列はど素人だし、review でもひとつ手許においておくかな、と思っていたところ、「ひらがなひともじ」のblog でreview が紹介されていたので、ぱらぱら眺めてみる。ふむ、このあたりをつんでおくかな。