日曜日

朝、自治会の集まり。(ほとんど全ての組織と同じく)役員は当番性なので、まわってきたときに、粛々とすすめるのみ。今までもっとも大変だったのは、下鴨のとある地区85軒くらいの代表のとき。ふたつくらいの偶然が重なって、並み居る名家をさしおいて、安アパート住まいの僕にまわってきた。ほぼ毎週、掲示物を配布したり、はりつけたりしていたし、普段なら全く会わない多くの人ともあっていた。3ヶ月目で宿舎に移れたときは、たしかにほっとした。

午後、講義の準備。ま、このあたりではじめてみよう。97年に「非平衡現象論」という大学院講義をした。そのときは必死で勉強した。とくに、講義で喋らないことに関してあがいていた。当時の講義ノートは残っているが、今から見ると、いたるところで未熟である。技術的なこともそうだが、何よりも、全体の風景が見えていない。さすがに、この10年で真剣にあがいてきた分の進歩は自分でもわかる。

夕方、揺らぐフロント。揺らぎの再計算の前に1月に気になった安定性の物理と算数について再考する。きっとこうだ、、という予想はたったが、クリスタルクリアーにならない。(Eckmann の本でもみればわかる気がするが、京都においたままの気がする。)今週、いくつかの文献をおとしてカンニングすればわかるだろう。

夜、千葉学会の論文書き。昨年のノートをみながら整理整頓しながら少し前進。変分問題の解について、厳密な話になっていないので、「仮定」せざるを得ない箇所がある。(きっと答えはあっていると思うけれど、論理的にそうであるべし、、というのを僕にはすぐに示せない。だから、ローマグループは少し回り道したりしながらすすんでいるのだろう。)