月曜日

SST論文草稿をみて、よりよい説明を考えていたら、逆に混乱してきた。この時点で自分だけで考えるのをやめて、メールを送る。田崎さんとやりとりをしていると、構成に少し無理があった、と合意してきた。こういう風に違和感を素直に表明することで、より素直な筋がみえてくる。また、一旦みえはじめると、即座に浮かぶ全体の筋が同じなのは毎度のことか。

今年の僕は、誰がみてもわかる形で、いつもの年と違っていた。これは意図的だった。blog を全部分析すればわかるかもしれないけれど、2006年6月の時点で、2007年の動き方を決めていた。大体、根が保守的な僕は、普段の生活と違ったことをするのは好きでないので、新しいことをするのには少しばかりの負荷が必要である。実際に負荷をかけた。

選択がよかったのかどうかなんてわからない。でも、(無理してでも)やろうと思ったことは大体できたと思う。正直、予定以上だったかもしれない。おそらく一生記憶に残るイベントがたくさんあった。1年で終わっては意味がないので、もう少し続けるつもりである。

こういう負荷をかけて意図的に生活をかえるのは時々ある。40歳になるときに負荷をかけて、外側からみても明らかにわかる変化をした。最近、また少し別のことを考えている。その企画が成功すれば、2009年か2010年あたりに外側からみてもわかると思う。

研究については、「表の看板」として、非平衡統計と動的相関の2本だてが来年も続く。どちらも、院生や共同研究者の皆さんのおかげで、「自分たちの研究」として胸をはれる進展が続いてる。まだ、萌芽的段階ではあるけれど、大変楽しみだと自分たちは思っている。これがさらに大きな喜びにつながっていくのかどうか、わくわくしながらも、緊張しながら毎日を過ごすことになるだろう。