木曜日

昨日の日記は説明が悪くて情報不足かつ誤解を招く表現だった。(時間をかけずに殴り書き以上のことはしないので仕方ないのだけど。)そのせいか、あるいは、にもかかわらず、今、アクティブにやっているお二人の若手から問い合わせがあって、逆に、色々教わった。

同じく若手の大久保さんからは自らの問いに自らが答えるノートを送っていただく。今、おそろしくTO DO 仕事がたてこんでいて、今週末までにすべき仕事のリストから大久保さんのノート読みは漏れているのだけど、こうして新しいのがくるとやはり対応したいので、今度の週末にはなんとか時間をとりたくなる。

このように色々と学べるのは贅沢だなぁ。ありがたいことだ。こういう学ぶ機会を公的化・共有化できればいいと思うのだけど、それには色々難しい。

今週の膨大なTO DO のひとつでもっとも研究っぽいのは、ジュリオあてのノートの構成を固定することだ。岩田さんが作ってきたノートを完膚なきまでに書き換えるのが僕の仕事だが、これは表現の問題だけではない。1ヶ月前の時点であら筋はわかったからジュリオに連絡をとったのだが、そこから「本当にわかる」までは大きなギャップがある。実際、ノート作成中に理解の程度は大きく変わった。とくに、できたかな、、と思っていた理論に少し不備があり、それを解決するのは少し時間がかかりそうなことがわかってきた。(面白くて大事な問題が増えた、、ということだけど。)幸いなことにその「不備」はlog 補正程度の寄与しかないことが数値実験からわかったので、結果に大きな影響はでないが、exactにもとまって欲しいのに exact でないのは気分的にはさえない。

それでも EPL論文 で使った 論理(=ひっかかりからのexiting time のゆらぎの発散から動的相関の発散を議論する)は、この系では多分厳密化できて綺麗な公式が(きっと)成り立つ、、という状況証拠が得られると大変嬉しい。(僕たちは数学の意味で厳密にやってないが。)