土曜日

岩田さんが鹿児島学会で喋った内容(プラスアルファ)の論文草稿が僕の手元にきている。PR E preprint スタイルで、現在43ページになっている。内容を膨らませていくときりがないので、区切りをいったんつけてこのあたりで収束させる。所用がなければ、8月中に投稿までもってこれるだろうけど、予定をみると中々厳しい。今日も横においていたけれど、いじる時間がとれなかった。明日はとらないと。k-core 論文は7月投稿を目標になんとかなるか...。(なんとかしないといけない。)J. Phys. A 印刷スタイルで多分上限(14ページ)近くになる。

TO DO が余りにも多いとちっとも晴れやかにならない。適度なTO DO がある場合、それをこなしつつ、研究を考えつつ、新しいことをぼんやり妄想して次の課題につながり...とうまく回っている感じがするのに、TO DO がある閾値を超えると、TO DO は消化できないし、研究を考えれないし、新しいことの妄想もできないし、すべてがダメになる。

何度か書いたように、今シーズンは失敗したので、もう流れるままにして、10月から仕切り直しをする。そしたら少しは楽になった。TO DO 仕事は余計にすすまないけれど。

MCTの動的相関の発散。僕たちの立場では、determinisitc limit (=つまり、MCT eq の解)のGoldstone mode のゆらぎに帰着させる。確かにGoldstone mode があるところまでは突き止めたのだが、それが標準SN 分岐の場合とは違っていて、その扱いがまた完全ではない。次元解析的に指数を出すだけならできるのだけど、色々なことの整合性がよくない。特に、この2ヶ月、太田さん、岩田さんと話題になっていた、hyperscaling + MF scaling から決まるupper critical dimension を含む関係式(名前がない??太田君によると80年代前半に問題にされていたようだ)を満たしていないように見えるのが気持ちわるい。[成り立つ理由がないといえば、そうなんだけど。]そんなあたりをうつらうつら考えていると居眠りしてしまった。居眠りするくらいなら、スライドの1枚でも作ればよかったのだが、↑の事情により、緊張を少し緩めている。