月曜日

朝起きて、大久保さんの論文草稿に関係したことを計算するがどうもよくわからない。一旦あきらめて、まず、ジャム系N=10^3 のサンプルを80個とっておく。2,3時間で終わる予定だが、回収は夕方にして、その間にまず 「MCTを解く話」にとりかかる。夏に研究の骨格は出来ていたけれど、ライデン後に細かい計算の詰めを(岩田さんが)やっていて、僕のチェックもほぼ終わってきたので、論文を睨んで論旨の検討をしておく時期だと考えた。数時間の集中で岩田さんのノートの切り貼りをして筋を整理する。計算はハードだが、考え方は非常に素直だと確信した。ゆらぎの研究は春か夏かもっと先かわからないけど、「非線形記憶が係るゆらぎに関する系統的計算の基本事項」になるのは間違いない。

夕方、ジャム系データの回収。最初の試行としてはうまくいっている気配がする。空間 vs 時間のplot は、ひとけた弱くらい(理論にもとづく予想である)z=1 にのっている。ま、いつも最初はよくて、そこから食い違いがでることが多いのだけど。実際、有限サイズ効果の出方は普通でなく、時間は(Nに応じてある体積ぶんりつから)急激にのび、空間は(Nに応じてある体積ぶんりつから)さちることがわかっている。(だから、N を止めた実験では事実上何も信頼できない。) dt に関する sensitivityも確認済みなので、次に dt 依存をみるべきか...、空間相関をもっと精度をあげて計ろうか...うううんと、そうだな、N 依存だな。 2週間前に時間だけについて N 依存性をやってあるはずだったのに、途中で投げて未回収なのが1件あるだけだ。でも、長さが絡む場合には、まず、できる範囲でN を大きくしていくのが必須だから、今週から dt とパラメータ固定したまんまでまずN を変えていこう。(他の依存性はあとまわし。)