金曜日

終日ばたばた。しかし、今日はちゃんと物性セミナーにでれた。小林さんの「BECにおける非可換渦」の話。大変楽しく聞けた。研究室紹介で、僕の興味を、「ミクロとマクロ」、「構造と動力学」、「秩序と統計」とかいうフレーズがはいった図で説明したけれど、今日の話は「構造と動力学」の問題についての「構造」からのアクセスだった。非可換渦の分類を動力学と結びつけていたのが大変よかった。[上田さんが連名なのは当然だけれど、(ブレーンの)新田さんも連名だった。また、小林さんの元ボスの坪田さんは、京大時代の僕の先輩で、小林さんが坪田さんとやった量子乱流の論文は実はかなりちゃんと読んでいた。]

すぐに関連しそうな問題をいくつか考える。ふってみると、そのうちのひとつの液晶はさすがに既にやられているか。もうひとつ、非標準的だが(僕的には)面白い例題がある。ちょっと頭で絵を描くと楽しそうだ。何かの機会にすることもあるかな。そういうことの話もしたかったが、18時から別の用件が入っていたので、最小限の質問をして退出した。

BM:時間がかかる高密度側のデータを積極的に捨て、サンプル数もミニマムに抑えて、ともかく測る。帰宅直前に出たデータは綺麗で、低密度側からは圧縮率のべき発散を示しているようだ。hard-hexagon と似ているかも。(データをふくしまさんに送ったら、目分量で、指数の評価をして、Ising に近いらしい。ぽかーんなので、その評価はゆっくり考えるけれど、バグで偶然わかったZ_2 symmtery のゆらぎの増大とも親和性があるのか。。まだその対称性を理解していないけれど。)ちなみに、EA-order parameter は、不連続転移であることが濃厚になりつるある。 つまり、random-first-order and thermodynamic second order transition かな。。これが確定したら、勝負に勝ったことになるんだけどなぁー。