日曜日

ひたすら仕事。講義や論文関係など、TO DO をこなしていく。あんまりすすんでいないが、とにかく前にいく。BM 模型は様子を見ながら、job を順番にとばしていく。

ふくしまさんから次次に送られてくる結果を見ながら、あれこれ議論する。大きなサイズの極限での、結晶 vs 非晶質固体の難しい問題は、どうやら非晶質固体が残る可能性が高くなってきた。3週間くらい前、サイズ400 のを見たい、、といっていたが、それを見ることはおそらく10年後でもできないが、知恵によって正しく推測することは可能である。

結晶 vs 非晶質固体にトドメをさすには、やはり、最密充填方法を見つけることが必要だろう。ふりかえれば、0.5 --> 0.555.... --> 0.5625 という最高充填記録の変遷は、4月以来ピタっととまり、また5月末には 0.5625 の充填パタンを完全に見きった。それを見てしまうと、もう記録更新は無理だろうなぁ、、と半ばあきらめていた。しかし、ふくしまさんの数値実験による外挿値では、何と0.5630 を確実に超えそうなのだ。(値が確定しないのは、非周期的充填だから。)これは俄然面白くなって、つい考えたくなったが、今日は控えてTO DO 仕事をした。(今、計算させている諸々を火曜日の朝に打ち出して、北海道でそれを観察しながら考える予定にしている。) さらに、実空間パタンではあるのが当然に見える転移が、[僕はまだ理解が完全にはなっていないのだけど]ランダムfirst order(= 1RSB)かつ 熱力学的2次転移であることの証拠も増えてきている。本当かなぁ。。本当のままfinish したら、すごく面白い。(短距離相互作用系でランダムfirst order 転移が確定した模型はまだない。こういうレベルでの史上初の報告は僕には経験がない。)