火曜日

疲れがひどいので1時間遅く起きた。

「固体は流れるか?」問題。あれこれ混乱して、「流れない固体がある」ことがいえたように思ったが、電車の中で再考して勘違いを納得した。結晶が壊れることをちゃんと示すだけでも大変難しい。(できるとは思うのだけれど。。)

よし、それなら土曜日にプログラムを書いた模型の数値実験をしようと、大雑把な評価をしてみる。ふむふむ、今の模型でミニマムサイズはこれくらいか。それはアクセスできる。で、それで寿命は、少なく見積もっても10^{100000} year か。。なるほど〜これは時間がかかるなぁ〜って、それだけ待てば、パソコンの寿命というか、僕の寿命というか、地球の寿命というか、宇宙の寿命がやばい。*1 *2 *3 *4 *5

確か、元論文では、寿命を評価してあって、実験でひっかけることも可能だとか書いていたよなぁ。実際の実験の方がいいのか。(そのうちにちゃんと読まないといけない。)

数値実験でひっかけるのも極めて困難ということか。。

*1:この問題は、アボガドロ数自由度が関わる問題ではない。熱力学極限はとっている。つまり、例えば、再帰時間は∞の彼方に飛ぶ極限で、有限の寿命を持つことを議論している。

*2: この問題は、ずり応力がしきい値以上のところで強引にひきはがしながら流すのとは違う問題である。この意味での臨界応力より下でも、現象論的には、どんなに小さな応力でも流れると予想されている。

*3: この問題は、固体中での粒子の自己拡散とは違う問題である。平衡状態で並進対称性が破れて結晶ができたのが、わずかな非平衡で対称性が回復すると予想されている。

*4:この問題は、非平衡欠陥が介在して流れるのとは違う問題である。ただし、理論的にも実験的にも、この点はシビアーになってくると思う。ずれた結晶の崩壊を見るだけなら気にしないでいいけれど。

*5:以上の注は、ほとんど全て、夏のジュリオの講演でも言及されていたことである。