金曜日

朝、数値実験のデータの整理。やっと32x32の系で交換MCで最密充填まで到達した。予想どうりのパタン。勿論、不規則。そして、密度ゆらぎは、途中の密度で、明快な特異性のちょうこうを示している。(細密充填の96パーセントの密度で見えるような微妙な話。かつ、アニーリング実験ではそのような特異性をひっかけるのは(今のところ)無理。)ガラスと呼ぶかどうかはともかく、disorder-disorder 転移で、ガラス的振る舞いが見えて、計算的に超ハードで、、、と欲しい性質は全て満たしている。(高密度disorder 相である種のtopological long range order がある可能性はあるけれど、少なくとも自明にわかるものではない。)昨年のと違って、基底状態がdisorder なのはやはり気持ちがいい。

基底状態を数式できちんと書いて、そこからの励起を明らかにすることで、高密度相を特徴づけるのは、標準的だし、「絶対にできる」はず。だが、頭が悪い。おたおたするが、中々うまくいかん。慣れた人なら一瞬かもしれない。くそー。

週末仕事の準備。2月から信じ難い時間を使った仕事の最後の最後の作業をする予定。「もう見るのも厭なくらいにみた表」だが、あと少し。これと別件の3月上旬からの仕事も明日終わらせるのでそれも印刷。そうこうしているうちに査読が二つきているので、それらも印刷。

夕方、会議。昨年度の系運営交付金の執行状況を説明して、4年だか5年だか続いた系予算委員長の仕事が終わった。全く問題なく〆れているので、普通なら、さっと終わる単純な報告なんだが、最後に「長い間予算委員長を勤めてきましたが、これが最後の仕事になりました。ご協力ありがとうございました。」と挨拶したら、何と、拍手を頂いた。正直嬉しかった。予算案件はうまくいってあたり前なんだけど、毎年、ひやひやしていた。何とか、各研究室の自由度を最大限に尊重しつつ、系予算の執行管理が完全にできて良かった。[ちょっと長すぎたけどね。。]