月曜日

昨日の↓で書いた話のうち、非自明な命題を整理して、ほんの少し前にすすむ可能性を考えていた。根本君に「こんなのが出せたけど...」というと、「そういえば、昔、これが簡単になったのはありました。。」で、「これがこれと結びついているんだ..」というと、「それは、昔、話しませんでしたっけ。」あぁ、そういえば、そうだった。最後に、「これが成り立っているのが合理的だけど、数年前に僕がやるとうまくいかなかったんだよなぁ...。」というと、「それ、2年前に示しました。」

というわけで、「新しい視点」だけ確保して、根本君が既にやっていたことを全部並べると、(運動量がない場合に)「左固有ベクトルが分布とルールだけで決まる条件とその仕組み」が明快に理解できる。そして、平衡近くでは、その結果をさがわさんの式に利用できて、KNSTは一瞬ででる。運動量がある場合も、「..」の部分をきちんと先に抑えておくと、KNSTが一瞬ででるような気がする。(これはまだ。)エントロピーが対称化されている気持ちがこれまで全く分からなかったけれど、これがうまくいくと自然に見えるかもしれない。

あらすじを忘れないように、"Sagawa's formula, Nemoto-Sasa, and Hatano-Sasa" という題目のメモを書く。結果だけをかくと、Nemoto-Sasa もHatano-Sasa もいらないけれど、その表現を暗算で描くには、Nemoto-Sasa やHatano-Sasa がないと困る。(そうでないと、なんで綺麗に計算できるのか理由が分からない。昨日は、勘の狙い撃ちで、綺麗に計算できることをみつけたのだった。)

依然として形式的な範囲だし、うまくいって再導出に過ぎず、実質的な進展はゼロに違いないが、真っ暗でウロウロしている感じから、少しは明るくなってきた。変分表現をどうやって生かすのか、状態量の新しい構築方法につながるのか、まだまだ全然見えない。ほぼあきらめたところから、もう少し踏ん張る。