金曜日

木、金とハードなスケジュールだった。

木曜日、16:30 から川口君と話をする予定になっていたので、それまでに集中して諸々を終わらす。(会議でアドミニ棟にいくので、それまでに交付申請書を完成させる、、とか。)

川口君との話は、かなり興奮した。夜まで余韻が残った。(今もまだ残っている。)学会のポスター会場で、activity とentropy production の関係について分かったことがある、、と聞いていたので、それを黒板で教えてもらうのが目的その1。その式そのものは、まぁ示唆的だけど、あと一歩ピントがあわないかな、、くらいだったけれど、その別の見方を書いたときは、少し驚いた。これはちゃんと考えたい。。で、目的その2は、とやべ実験の解釈。途中もあれこれと非常に面白いのだが、それは全部おいといて、僕にとっての最初の論点というべきことを最後にきちんと前に出してくれた。それはとある模型given のもとで命題1と命題2という形でかける。問題は、命題1、命題2を示すことである。彼は自信満々に「成り立っている」というけれど、僕には分からないので、はっきりさせようぜ。。。(金曜日の会議の間、えっちらえっちら計算していた。。まだ、だせていない。計算力落ちているなぁ、、くそ。)もし、これが成り立っていたら、(僕には全く見えていないものがきちんと見えていたことになるので)凄い。

ところで、僕には見えてないのに、「ほら、そこにあるじゃん」という感じで議論をしてくれるのが、関本さんや原田さん。何を言っているのか完全集中して質問しまくって、何となくわかってくる。僕は、その後で、懸命に計算したりしておいつく感じ。残念ながら、僕には、そういうはっきり見えないものを見通す能力はない。でも、提示されたときに、その香りを嗅ぐことはできるかもしれない。

色々と思い出すことがあるのだけど、例えば、ここ の11月27日の日記に、原田さん(当時、D1学生)のFDR violation の話を聞いたときのことを書いてある。引用:「もしこの提案(仮説)が、何かの理論としてしっかりはまるようなことになれば、すばらしいことになるが、理論的にはいくつかの難問があって、ほいほいとはいかない。色々なことをまじめに検討する時期になってきたと思う。 」この14ヶ月後にHarada-Sasa に結実する。

あ、上のリンクの11月28日の日記にでてくる「偶然あって雑談した1年生」は、この3月に博士になったH君だ。不思議なものだな。11月27日の夜セミナー後に食事に向かうときに、原田さんと歩きながら喋ったこととか、11月28日にH君と喋ったこととかは完全に覚えている。(11月27日の夕食の風景は記憶から消えている。)