火曜日

ここ2、3日、連続時間マルコフ過程1次元格子模型の伝導率の数値実験のバグがとれなかった。バグは全部とったと土曜日に思っていたのだが、日曜日に変分公式のチェックで、絶対に成り立たないといけない不等式が破綻していることを見つけ、徹底的にチェックしていた。月曜日に見つけることができず、今日までかかってしまった。分かってみれば初歩的なミスだが、こういうバグとりを通じて、プログラムや公式などありとあらゆることが頭に入ってくる。(成り立っているのは確実な公式も疑ってしまって、結局、別証明を考えたり。)ミスを見つけたのは外出先の食事中で、ふとある部分を頭でくっていて、プログラムにそこが反映されていないことが分かった。

さてさて、数値実験なので、直接測定、カレントゆらぎからの測定、変分形式の(条件付)解は、エラーバーつきでしかもとまらない。前ふたつは等式、最後のは一般には不等式で関係づけられているが、ノートパソコンでささっとできる程度の実験だと、3つがエラーバーの範囲で一致している。勝負は、ここからだな。