土曜日

朝、科研費ファイルの最終チェックをして一旦投稿。電車で本郷に向かう。電車の中では、月曜日の講義(大学院向け)の準備。

特異摂動入門という題名がついている。おそらく普通の本にはないが、僕としてもっとも自然な「入り方」をする。(というても、僕の理解は95年で止まっていて、その段階では多くの文献や教科書をチェックしたけれど、それ以降の更新はない。忘れていることも多いだろうし。)そしてその入口を受けたもっとも簡単な具体例で特異摂動の「特異」の意味を明らかにし講義全体の方向を示す。ちなみに、この講義をするのははじめてなんだよな。

午後ずっと某案件。帰りの電車では、別の某案件の検討。帰宅してその関連の仕事。その後は、疲れたので、風呂に入って、ずっと論文1210.2941 を読む。文字は読み終わった。(算数の部分は、練習問題として順次フォローしないと。いくつか堅実で重要な論点が含まれている。)その論文に、しばらく前にここに書いた「1-RSB 状態への1次転移」の例も書かれていた。平均場だけどもっとも非自明な例題ではあると思う。僕のは手で簡単で解ける模型だけど自明っぽいやらせを仕込んでいるからなぁ。また、ぶしぉー=めざーど 論文の1次転移との関連は分からない。精神的にはぼくのやらせ方向に近い。もうちょっと綺麗な模型をつくって分類をすればよいのかもしれない。