土曜日

研究会にでる。最後の(金沢の)青木さんの関数RG方程式がRGパラメータが有限のところで特異的になってそれを「弱解」でつなぐことで(正しい)マクロ相にいっているのでないか、というのは何をやったことに相当するのか理解できず、すぐに質問した。一般には難しいだろうが、高次微分を含む項が必ずあるはずで、それを入れれば弱解でなくなるはずでスムーズなフローになるはず。それが簡単な寄与ならそれを入れればいいが、そもそもそういうものではない? それなのに何で弱解で見えているということになるのか辻褄が分からない。講演後に個別にお聞きしたけど分からなかった。パーティーのときに他の人に聞くと、僕の理解で大きくは間違っていないような気がするけれど...すっきりはしないなぁ。

坂本さんの余剰次元の話は基本思想がなぞだったので、それを聞こうかと思って手はあげたが、前の方でテクニカルな話で盛り上がっていたので、まぁいいか。。。(みせてた例は、自由場で境界条件いじるだけなのでそれでいいけど、相互作用考えると、4次元で局所性を保つのは作為が必要だと思うけど。)橋本さんの話は、どなたかの質問と僕は同じことを考えていた。石橋さんの弦および超弦の場の理論の話は、難問がスタックしている様子は伝わったが、(昨日も聞いた)ホログラヒーと同じ弦の理論なのか... と素朴に感じたので、その位置づけをお聞きした。(まるっきり別物に見えるから。)

6月に、福間さんとこと国広さんとこそれぞれにでかけて"hydrodynamics from Hamiltonian systems" の説明をすることにした。皆さんがやられようとしている話は、僕のこの話の延長に組み立てるのがよいだろう、と思うし、もちろん、反作用も期待している。

1学年上のP1メンバー, 1学年下のP1 メンバーに久しぶりにあった。同期のP1 メンバーは僕以外いない。1学年上のP1の方たちとも、1学年下のP1の方たちともセミナーをやっていたので懐かしかった。(P1とは、課題研究(卒業研究のようなもの)のグループ名で、その理論演習は九後さんが担当していた。実は、僕と九後さんのつながりはそこしかない。パーティー参加者は、素論グループ関係と基研関係からなっているように見えた。僕だけ何か違う気がしたが、気にしない。。。そういえば、P1 の実験側の担当だった政池さんの退職記念のときも招待状が届いていたのだけど、そのときは、東京からいく都合がつけれなかった。政池さんには、 ここ でひさしぶりにごあいさつできたので良かった。僕の講演を熱心に聞いていただいた姿は今でもはっきり覚えている。)

沖縄の前野さんや、筑波から基研に移動された青木さんや、KEKの伊藤さんなど、はじめてお会いする方に挨拶できたのもよかった。