水曜日

有賀さんを迎えての(昼食いれて)5時間弱の議論:キネシンのゆらぎや応答を実験的に測定されている。膨大なスライドをもってきてくださったのだけど、普段のスタイルと同じように、黒板に向かって基礎的なことから順番に教えてもらう。恥ずかしいことに、「いろはのい」に相当することも理解しておらず、僕にとっては非常によい勉強になった。(僕のように)物理の人は、できるだけ対象を簡単化して理解しようとするのだが、その簡単化のところで決定的に誤解していたことがあった。それを知っただけでもよかった。そして、それ自体が大変面白いことで、もっと深めて理解したい。

最後の1時間でスライドで、ゆらぎと応答の実験データをみせていただく。これについては、なんというか、その「僕が無理解だった部分」をクリアーしないと何ともいえないのだが、少なくとも大きな謎をもっているように見える。ありがたいことに、Harada-Sasa 的なことをやってエネルギー移動を議論しようとしているのだが、これはちゃんと答えないといけない。有賀さんとは前からお知り合いだったが、もっと早くお聞きしておくべきだった。

あとはバタバタ。予定していたより締切が早くて、かつ、妙なことを書いてあるのであちこちに電話。夕方もあちこちに電話。