日曜日

朝起きると、どうも気持ちが悪い。色々と辻褄があっていない気がして、朝食後すぐに気になることを調べてみる。あらあら、ビンゴだわ。ポカやっていた。これだと(何かしらの転移があるとしても)低温相は一意。数日くらいムダなことをしていたことになるが、至急復活させるべく、頭をフルに回す。よし、これでいこう。

今のところ、多数の不規則局所ミニマムがあって基底状態もきっとそうで、潜熱ださない転移がどこかでおこって、低温相へはウルトラ長時間の緩和がある。みなれたグラフだ。通常のダイナミクスでは凍結して動かなくなる。(交換MCで相空間を探索すると、ひとつのブランチでの平衡化からブランチを乗り越えて全体をさがしはじめそこから平衡化する。10x10x10でもこれは大変。XYスピン系の1000倍どころでない平衡化時間。)並進対称な系で3次元XYからパラメータ変形で到達できる模型で、乱流結晶の強い候補になっているに違いない。腰痛で寝ているときにはじめて10日目くらいか?まだ重なりも見ていないし、3次元画像も見ていない。2次元断層写真はもにょもにょしているが、やはり3次元画像をみたい。すっかり忘れてしまったので、小林さんに教わらないといけない。数学的には、1) 一様パタンが不安定 はクリアー 2)無数の周期パタンが局所ミニマムになっているのは分かるので、それがエネルギー高いこと が次のターゲット。うーん、まぁ、それを考えるための数値データをとることまではできるか。。それか、XYスピン系とつなぐ連続パラメータがあるのでよいパラメータ設定をするか...。と、書いていると、摂動論のイメージが湧いてきた。局所安定配置はPDEの問題だから何とかなってもおかしくない。

これが一息ついて、事務仕事をしようと手帳を開くと、「夏の学校の準備」というメモが目に入った。あれ...やばい。来週じゃないか。とりあえず講義の流れをつくる例題を考えよう。。。あぁ...、自分がまだ計算したことなかった例題をやりたくなって、計算を始めてしまった。できるはずなのに、なかなかできない。おかしい。。これは、何というか、超絶技巧の部類に入るのか..。でも、これくらい計算したい。あれこれやっていると、そうだな、、ミクロダイナミクスからマクロダイナミクスを導く分類みたいな教科書を残すのもいいかもしれない、と思った。。(いや、今溜めている本たちを書くのが先なのだが。)