blog というのに移行する。昼食前の20分やろうと思ったら、大学のネットが突然きれた。中途半端はいやなので、b-mobile でつないで作業を続行する。いままでと同じように、一方的に研究生活を部分的に公開する予定です。

昨日までの「日々の研究」は ここからたどれるはずです。まだ使い方がよくわからないし、機能もよくわかっていないので、当面は以前と同じスタイルで続けます。

会議をはさんでひたすらコロイド多体系の議論をすすめる。理論物理的なセンスでもっとも自然な方針をとれば、ガラス転移なんて(もしあるものなら)、臨界現象の平均場と同じくらいの明瞭さが出発点にあるべきだ、という信念で方針をあれこれ考える。もちろん、臨界現象にしても平均場を越えるのは途方もないのだが、平均場がゼロ次になっていることは本質的に重要だと思う。現在の常識ではおそらくMCTが平均場近似に相当している、と考える人が圧倒的多数だと思うけれど、本当にそう思うのが自然だろうか。僕には到底そうは思えない。

もちろん、結果をださないと単なる思いにすぎない。さいわいなことに、岩田さんがこの問題を当面の短期的な課題として集中してとりくむ決意でのぞんでいるので、なんとかなるものならなんとかなりそうな気配である。ある摂動計算をするところまでおいこんだつもりで、その計算の結果、時間相関の凍結が示せればあたっていることになるのだろう。MCTと違って、非線形積分方程式を数値的に解く、なんてことはしないので、あたれば色々な議論の出発点として多くの人が使えることになる。あたってくれぇ...といつもの神頼みをしつつ、違和感を覚える部分もあるので、その部分については懸命にイメージを走らせている。