NESS

Cohen の文献を読んで、論点整備の古さにため息をついた。現状をなげいても仕方なく、ともかく、具体的な結果を積み重ねて、有名人の影響など関係ないところまでいけばよい。Harada-Sasa に関しては、まずは、local detailed balance を満たすクラスの範囲での一般化をしておこう。これは、NESS の本当の難しさをいったん回避した上で、かつ、現状では文句のないところまでの一般化を意味する。Driven Lattice Gas, thermostatted deterministic model, boundary driven mechanical system の順で、難易度があがっていくが、このクラスなら何とかなるだろう。(別の展開が面白いと思っていたのだが、やっぱりこっちを抑えておくべきか、と思い始めた。)