木曜日

みやまくんに手伝ってもらって、科研費の〆終了。明日締めを予定していた最後の文書の下書き終了。明日には無理だが、来週冒頭にはかなり片付くはず。

僕は、よく「流れをつかむ」とか「運をよせる」とかそういうことをいう。日記でもよく書くし、現実にも喋りまくっている。えらそうなことをいうわりに、僕の院生時代は、かならずしもうまく流れにのれてなかった。特に、M2とD1のときがまずかった。毎日はそれなりに楽しかったし、研究も勉強もしていたつもりだった。だけど、今の僕からみると、完全にはずれた流れにのっていた。色々なことがつみ重なってなりゆき上そうなっていて、それに無理に抵抗をしなかっただけだけど。

そういうとき、友人の早川は僕を叱咤する封書(メールじゃないよ!)をおくってきた。内容は今でも覚えている。部分部分に書いていることは必ずしも的確ではないのだが、全体的にきっといいたかったであろう「お前は、このままではだめだ!」という指摘は、完全に的確だった。もちろん、当時の僕は、「けっ」くらいにしか思わなかった。

意識的に変わるきっかけは、当時の恋人(今の妻)との結婚問題があって、否応なしに外に目をむけたから、、と周りにいってきたし、自分でもそう思ってきた。でも、ちょっと違うかな。自分の力量で到達できるぎりぎりを少し超えるあたりに目線がいって、そこで本気であがくことに自分をもっていけたのが大きかったと思う。そういう風になった経緯はわからない。早川の手紙の影響もあっただろうし、結婚問題もあっただろうし、博士課程終了年限間近という年齢的なこともあったかもしれない。だけど、最初は環境的な圧力だったとしても、それが自分の行動の変化としてあらわれて、自分のものになったとき、明らかに自分の内部で変化した。そうすると自然とよい流れになってきたように思う。

逆に、能力と目線と行動のアンバランスは、悪い流れをひきよせる。特定の誰かにむけて書いているのではないけれど、そういうことを書きたくなった日だった。