日曜日

昨日と今日、あいている時間は伊丹論文と戯れ。絶対に成り立つ恒等式の部分については、もはやスタンダードなのだから、できるだけぱっとみて分かる程度に圧縮して、論旨の重複を避ける。その案を作るのが昨日まで。(結果としては、伊丹案との式の重なりはゼロになってしまった。基本的な流れは同じだし、質的に新しいことを加えているわけではないが。)物理の部分については今日から。特異的なので「極限の順序」で結果が変わってしまうが、それを算数でなくて、物理的に的確に記述したい。これも伊丹案に質的に新しいことを加えているわけではないが、見かけは大改訂になりつつある。(改訂案を受け取った伊丹君が、「自分の案がゼロになった」といってしょげるのが目に浮かぶが、著者として関わる以上は「コメント」で済まさずに、全力で立ち向かう。そうすることが院生にも僕にも一番いいと信じている。ただし、僕が著者に入らない論文の場合は「コメント」で済ます。)

計算はすべて自分の流儀でやりなおしているが、例によって(僕の)計算間違いがしょっちゅうある。伊丹君によって正解がきちんと書かれているので、僕の間違いを直すのはすぐにできるのでそこでは時間をとっていない。超絶キャンセルとかの結果を知らずに計算すると、悩んで終わったかもしれない。ともかく結果まで行ったのはそれだけで決して自明ではない。(途中で終わった例題は結構ある。こんがらがっておしまいになったとか、計算できそうでできなかったとか。切り替えラチェットもそうなるかも...)