水曜日

小松さんの発表の理論的導出をやっている途中で、小松さんと中川さんがきたので、とりあえずできているところまで話す。方向はふたつある。ひとつは平衡からの地道な展開にもとづくもので、定常分布を小松さんの過剰発熱で表現していくことは(汚いが)一応できる。しかし、この路線だとどうやっても小松さんの式を得ることはできない。もうひとつの路線は、弱ノイズ極限で評価で、なかなか綺麗な式がでてくるのだが、小松さんの結果と結ぶには、部品がたらない。。。一日だとここまでが限界。

弱ノイズ極限の評価の話を原田さんとする。ありゃ、僕が理解不十分なところがあった。ちょっと整理しないといけない。この手の話は、結構おたおたすることが多いので、きちんと技術ノートを書いておく必要があるな。

ポスターは、北畑さんのが面白いと思って結構議論してもらったが、ホテルで考えていると論点をまた見失ってしまった。

夕食に向かう道中で村山さんの話をもうすこし丁寧に聞いて、実験結果のイメージは少しわかってきた。(金子研風にいうと)ボトルネックができていて、そこを通過しないともとにもどれず、穴からでたら崖っぷちをころがってしまうので、どうしても不可逆な部分が残る... ということか。簡単な玩具を考えるのも面白いかもしれない。