水曜日

まず、明日の福井さん(茨城、物性理論)のところでのセミナーの準備。その後、重要文書の作成をしているときに、岩田さんから連絡がくる。

3ヶ月の奮闘の結果、本筋からそれたボーナスで「とある公式」を得た。公式は綺麗だし、現象も「ぱっとみ」面白し、論文にしておこう、、といっていた。日記にも書いた気がする。が、そっくりそのまま PRL, 2001 にでている、という。みてみると、モデルのクラスは少し違うが本質的には同じ。問いのたてかたは、重点のおき方が違うものの、本質的には同じ。でてきた公式は全く同じ。デモも、(まだやってなかったが)、だいたいこんな感じであろう、、と話していたのと同じ。違うのは解析だけ。具体的には書いていないけれど、なんだか特殊技巧を使っているようで、引用ですませている。(僕たちのはまっすぐなんだが。)著者のひとりは、以前にも確率過程がらみでぶつかって、メールで話をしたことがある人だった。うーん、こりゃ、論文にはできないな。論文構成まで議論していたが、この結果だけでの論文は中止せざるを得ない。論文をひとつ書かなくて済むので時間を得した、、、か?。もったいない気もするが、まぁ、鹿児島学会で講演する内容の論文の付録のひとつにいれておけばいいか。