水曜日

中村論文を改訂して中村さんに返す。ver. -2 くらいか。みやま論文を改訂してみやまくんに返す。ver. -3 くらいか。large deviation 論文を ver. 2 にあげる。ここまでで作業時間が10時間を越えたので、基本的には端末から離れることにする。手許にはあと太田論文があって、ver. 0 に向けてのチェックリストをつくらないといけないが、これは風呂あがりに寝ながらする。高等研研究会報告の締めに関する作業がここ最近はずっと次点くらいの位置にいて、いつもぎりぎりできない。

ねっころがって、Harada-Sasa + α計画。日曜日に少しみえたと思ったことにバグがあるようで、何だかおかしい。線形応答の範囲でも結構不思議。

風呂に入って、太田論文の赤いれ。EPL のpackage に入れると、もうできているように見える。"disorder induced critical phenomena" という現象群があって、長いこと「色々な量の冪分布」の観点から研究されているけれど、もっとも基本的な物理量(例えば、磁化)の揺らぎの臨界的振る舞いは議論されていない。それはそのはずで、(ガラス系やjamming 系と全く同じで)動的事象の揺らぎとして取り出さないと「臨界揺らぎ」がみえないからである。実際、それをとりだすと、綺麗な臨界性を抽出できる、というのが趣旨である。当たり前といえば当たり前だが、例のみっつの臨界指数 ν、γ、ζ の数値を出したのは、数値実験、生実験、理論を通してはじめてだから、今後の展開の出発点になるのは間違いない。理論はこれからだが、そんなに先の話ではない。