火曜日

朝、David (Racoste) と議論。喋りながら、まぁ、このあたりを丁寧に確認することからかなぁ...、と落ち着くところにおちついた。その後、Felix (Ritort) の講義、 午後、Derrida さんの講義、講義は後日まとめて。(Derrida さんは、まだファーストネームでは書けない。ちなみに、現代思想デリダの甥という話だったはず。)

昼、Denis Evans さんと話をした。お題は、「どのようにして揺らぎの定理をみつけたか。」彼は必ずしもスマートではないけれど、何といっても発見者なので、その点について僕は高く評価している。で、お題のことについて、聞いてみたのだけど、全然想像と違っていた。どこかに書いてあるのかどうか知らないけれど、直接、本人から個人的に聞けたのはよかった。なんというか「個人史をひきづった偏見にみちた直観にもとづくパワフルな活動」が正しい命題の発見につながった、、という感じかな。僕は、揺らぎの定理そのものの価値について演説をうてるけれど、基本的には、今の時代ではもうその役割を終えた、、と思っている。でも、いい話を聞けた。

夕方、Derrida さんとその学生(日本でいうD3)のDemien との議論:ふー疲れた。準備が1時間くらいだったので頭が完全にもどってなかった。これはどうなっている? という質問にボケな答えを適当にいっていたら、ぱぱぱぱーと計算をはじめて、「うん、いけてる、、」と。あぁ、その計算は1月にしたのだし、、してなくても即座にそう反応できないといけないだろうに...、間抜けだった。いずれにせよ、昨年12月31日のアイデア ここ パラドックスの解決のあたり)を喋るところで顔つきが変わってくれたし、最低限のことは達成できた。しかし、コメントは完全に的確で、、いや、そのとおりです。。というしかなかった。とにかく頭の回転が速いのもよくわかった。(こうなった以上、論文をはやく書かないといけない。)