木曜日

昼、Rocoste さん、Mallic さんと食事をしながら、Harada-Sasa 周辺のことについて説明する。午後の休憩時間はずっと、Raphael の熱伝導の話を聞く。夕方、Frederics が Iwata-Sasa を聞きたい、というので、1時間くらいで説明する。そのあと学生が具体的な質問をもってきたけれど、理解の程度が怪しいので、最初から説明してもらうと色々とおかしい。ついつい、友好モードでなくて、厳しい声になってしまった。今日は、conference dinner が予定されていて時間がないので、最後は僕が講義をした。「初めて学んだ」、、と喜んでくれたのでよかったのだろう。。(しかし、彼の指導教官は、僕よりもはるかに有名な方なんだが....。Derrida さんでない。)

で、conference dinner に徒歩でぎりぎり間に合うだろう時間に研究所をその学生と一緒にでる。メトロを使った方が早い、、というので、それにしたがった。(僕はメトロは方向が狂うから危険だ、、といったのだが、、自分はパリにいるから大丈夫、みたいな言葉でまけた。)が、案の定、迷いまくって、40分遅刻。レストランについて、席はあるか、、と尋ねてもないらしいので、バイバイ。なんか知らんが、その学生と居酒屋みたいなところで、ビールを飲む。そこでは人生相談.....。院生に喋るのと同じようなことを少し酔っ払いながらしゃべる。何をしているのかよくわからんが、まぁいいや。

研究会では、消耗している。Jarzynski/FT/thermostat あたりは、僕にとっては、新しい話がほとんどない。(知らなかった事実や知らなかった命題はあるので、知識は増えている。でも、命題を聞いて頭ですぐに再現できたり、事実もだいたい理解できるものなので、、だから、どうした、、というのでおわってしまう。)まぁ、そういうものかもしれない。ただ、Eckmann の熱伝導話を聞いていて、96年春に非平衡の問題をはじめて大野さんと考え始めた問題を思い出した。そうか、、あのとき、僕がもうちょっとみえていれば、だいぶ違ったかもな。。(Eckmann は思ったよりも面白くなかった。とくに質問に対する答えがかなりひどい。Eckamann の本やreview を読んだことがあったので、期待はしていたのだけど..。)