火曜日

月曜日の夜:明日までに、k-core論文草稿のversion をひとつあげたい。今日の議論で問題となった箇所と格闘する。眠気と戦いながら、もはや修行的である。その最中、あぁ、この台詞どこかで...そうか。

僕たちは、(相関や緩和の)「軌道」のゆらぎを見ている。そのゆらぎをθとその他にうまく分けたとき、θのゆらぎだけが発散に寄与し、その他の寄与は特異ではない。。と、書いていたが、これって、川崎さんの(本来の意味での)MCT そのものではないか。熱流ゆらぎをみるとき、エントロピー場と速度場の積からくるゆらぎだけが発散に寄与し、その他の寄与はノーマルである。ははは、われらことが正当なMCT の後継者かもな。

火曜日:で、本来の意味でない(が標準的な意味での)MCT 方程式についても急展開が続いている。p-spin glass のゆらぎの分解の仕方が段々はっきり見えてきた。θでなくて、λだった。あとはそれを形式化すれば、Biroli-Bouchoud 2004 の綺麗な解読版に向かう気がする。とはいっても、そう簡単ではなく、会議やら論文書きやらの合間に岩田さんと議論したが、初歩の初歩でうまくいってない。クソ。見えているのに。しかし、無茶、楽しそうだぞ。

k-core 論文は50kbyte だが、鹿児島学会論文は100kbyte論文である。k-core は収束が見えつつあるが、鹿児島は今週中にざっと抑えないと秋になってしまう。