水曜日

鹿児島学会論文:saddle-node 分岐するところでのexit time の分布関数の摂動計算。中身の大枠ができたのが1年半だったが、手で計算できる部分の結果と数値実験の結果がわずかにあわないため、学会後すぐの論文にできなかった。その微妙な差は昨年少しづつつめ、とくに岩田さんが今の理解で到達できるほぼ上限のところまで諸々を抑えていた。ところが、この最後の部分は非常に難しいし、そもそも僕は完全には理解していないままだった。

今日、いよいよこの部分にさしかかり、ここで咀嚼できないと夏の公開が難しくなると思っていた。複雑な部分は附録にあって、岩田さんのやったことを大体理解した。これはどういうことだろうか。論文草稿のあっちいったりこっちいったり、色々自分で計算しなおしたりした。今日が勝負日だとの感触が高まったので、後にまわせる仕事は全部明日以降にまわし、集中する。

相当な時間をつかって、やっとみえた。あ、そうか。。多分、これで気持ちよくなった。この手の摂動計算のプロなはずの僕は1年前に気がつかないといけなかったかもしれないが、、やはり題材がそろわないと無理か。大きな経験値をかせいだ日だった。