日曜日

朝7時前に寝ぼけ眼でメールを開くと、クリスチャン(マース)さんから熱いメールが届いていた。彼らのpreprint (arxiv:0902.3955), Fluctuation and response of non-equilibirum states は、Harada-Sasa で議論した式と本質的に同じなのがでてきて(かつ引用されていないので)連絡してあったのだ。彼は、Harada-Sasa だけでなく、Nakamura-Sasa も読んで、「素晴らしい。しかし、全ては自分たちの枠組みに入るぞー、しかも、それは(Oono-Paninocni-) Hatano-Sasa ともつながるだろう...。意見を聞かせろ。」(超訳) と。

憔悴しきっているので頭が全く回らないだけでなく、彼らの枠組みをまだ自分の言葉に翻訳できていないので何ともいえない。。とりあえず返事せずに、電車の中でpreprint の文字だけは全部読む。うーむううう。Harada-Sasa 的なものだけでない。表現のひとつである(22)式(と多分等価なの)は、5年前の九州学会でひっそりと口頭発表している。ただし、僕たち(Hayashi-Sasa)は、特別な例で、しかも、非平衡度の2次までしかいえなかったので、論文にしなかった。広い系で成り立つかも、、と5年前の3月上旬には予想していたけれど、数学としても数値的にも難しかったのだった。(ある種の条件下さえ満たせば)広く成り立つのか...??確か学会後に鬼怒川温泉に入りながら検討して「こっち方向には何もないから、この課題から離れるべきだ」と決めた気がするのだが。

いずれにせよ、彼らの形式を至急理解しないといけない。(適当な例題で具体的に計算して自分たちの理解と比べればいいだけなので、そんなに難しいことでない。)嫌が上でも夏には会うのだし。