火曜日

年度末で経理の一応の〆。まだ若干の不確定要素はあるけれど、今年もうまくいったはず。とはいっても、とっておいたウルトラCを発動して、突発的危機に対応した。(こういう対応のプロになってもなぁ。)「さようなら」や「ようこそ」の挨拶でもばたばたする。

合間をぬって、ヘキサゴンな格子上のBM模型。とりあえず全体を見たくなって、粗いのを覚悟でサイズを64 x 64 までざっとかえ、クーリングレートもあれこれ変えて様子をみる。危惧していた結晶の問題は99パーセントなく、「典型的グラシーな振る舞い」は見える。ただし、転移点が無限の彼方にしかないかもしれない。この微妙な問題は、アニールではだめで「レプリカ熱交換法」などの飛び道具を発動しないと確固たる証拠を出すのは難しい。でも、(公開されている)ランダムグラフの数値実験の様子と非常に似ているので、転移が有限のところである可能性は低くないように思える。

朝の電車では、絵を描いて考えていた。分配関数計算できないかなぁ。僕はいわゆる厳密解屋さんではないし、そういう素養もない。学部生のときにオンサーガーや南部さんのは楽しんで追ったけれど、研究としてやりたいと思ったことはなかった。でも、この問題に関しては、はじめて、厳密解を欲しいと思っている。ま、何はともあれ、許されるパタンを飼いならすのが先で、色塗りをあれこれやっている。(許される配置の符号化ができれば、状態数が計算できるはず。符号化をするにはパタンを見極めないといけない。8 x 8 でも僕が考えていなかった配置が存在している。)

毎年、4月の頭には休暇をとることが多いのだけれど、今年は早々に会議ラッシュになっている。ふーむ。怒涛の4ヶ月半が始まる...。