木曜日

7月までの定例会議終了。色々事務案件も一旦は終わったはず。[2時間後追記:手帳を見たら、まだ定例会議がひとつ残っていた。事務案件もひとつ残っていた。いずれにせよ、もうすぐ終わることには違いない。]本来なら、これで一ヶ月くらいの研究集中期間に入れるのだが、来週は臨時会議があるし、さ来週からの2週間京都会議出席と準備などでイベントが8月中旬まで続く。

イベントでは得ることがきっと多いし、楽しみではあるのだけれど、少しまとまって勉強したい時期だったので微妙な感じはする。特に、必要に追われて、構造ガラスの論文を見ているのだけど、ちっとも頭に入らない。ピントも段々あってきたし、ここらで爆発的勉強したら面白いだろうなぁ、、と思っているけれど、それをするには夏休みくらいしかないのだが。。特に、現象論関係の難しい話を一通り理解したいのだが、大変苦しい。この苦しさは、そうだ、熱力学を勉強するときや流体力学を勉強するときと同じだ。結局、全部自分の言葉で書き直して理解するしかなかった。構造ガラスについても同じ精度で(過去の蓄積を)理解する時期が近づいている。

構造ガラスだけでない。僕は、今の課題がはじめての「平衡統計力学」の研究課題で、平衡統計力学については素人といってよい。昨日も、数値実験で見られる強い境界条件依存性から、(非平衡では当たり前にみられる)境界依存性が特別な平衡系で起こっているのではないか、、BM模型はそういう例では??と思って、田崎さんにそろっと聞いてみる。速攻で「そんなことはない」といわれただけでなく、解説ノートを送ってくれた。なるほど、「境界条件非依存性」を明快に理解できるように見える。こんなことすら理解していないのだから、何ともはや。。(こういうことを書いてある教科書はあるのかな?)うーむ、しかし、いやいやこの系は明らかにマージナルに位置するような脆さを持っているのだが。。。。