金曜日

混雑しているだろうバスを避けて45分くらいかけて歩いて学会会場にいく。午前、前半、BEC のセッション。「込み入った欠陥」についての諸々、背景はわからないがやっていることの大枠はわかる。午前、後半、スピン液体のシンポ。あぁ、僕たちがやっているガラスに見えるんだけど。。。あとで福島さんにお聞きしても同じ感想をもっていたようだ。僕たちがやっている模型はウルトラ玩具だけれど、実は、そっちに極めて近いかも。文献を系統的に落としておこうか。。川村さんの話は本当なら驚きだが、よくわからない。お話する機会があったらいろいろ聞きたいが。

午後、波多野さんの実験の話を聞いて、森先生に僕たちがやっている話の位置づけについて話をする。「時間相関関数が計算できない理論形式など意味がないですよ!」というご指摘について、真摯に受け止めつつ、(現状でつぶれていない)色々な可能性について懸命に説明する。83歳になられても、色々なメモをとられた準備をして、学会に臨まれている姿には心が洗われる。(中学生のバレーの試合を見るのと似ている。)38年後に今7歳の子を捕まえて、「議論したいので時間ありませんか?」と言えるだろうか。そう言えるようにありたいと思う。

小松・中川さんとJona-Lasino さんとの接点についての模索について。喋っていると、やはり、とりあえず計算したら、いい結果がまっているような錯覚をしてきた。。

竹内さんの話にいく予定が、どうもひとつずれていた。聞けなかった最初の話を後から教えてもらったが、これは僕が好きな話だ。最終的にどういう位置づけになるかはともかく、(僕の普段の言葉遣いで)「前を向いたいい研究」だと思う。後であれこれ教えてもらう。ちょっと僕も考えてみようかな。。(2番目の話は、講演後の質問でコメントしたとおり。良質の研究だけれど、プレゼンは好かん。)