日曜日

朝、板倉=大久保=ささ論文の一段落分だけさっと書いて、とりあえず送る。内容は昨日うたたねしながら計算したこと。昼、各種原稿の手入れをしようとするが、うたたね状態。目を覚ますために、手を動かした計算をやろうと鉛筆を持っていたら、夢の中での計算になってしまった。夕方、目がさめて実世界で計算したら、あ、今日したいと思っていたことはできたかな。

平衡の場合、様々な状態量を定義するのに経路非依存性が鍵になっている。非平衡の場合、平衡から大きく離れてしまうと準静的であっても経路依存性がでるのは一般には避けえない。ところが、特別の経路を選ぶと平衡の構造が維持される場合があるに違いない -- そう決めつけて、最近の例題である、非平衡Langevin (自由)多体系で、large deviation を準静的仕事と結びつけようとしていた。中々綺麗な規則を見つけたつもり。ただし、その「特別な経路」は、数学的には綺麗だが、操作的に決めれるわけではないので実験では使えないし、あくまで例題研究であって一般性は全くわからない。ま、ボチボチと。