土曜日

朝、70分の歩き。夕方、数理の翼関係の人が主催した新年会にいく。冬の講義でお世話になったけれど、そこでは基本は高校生と喋っていたので、世話人の方とお話する機会がなかったし、、と。お約束のように、道に迷って、公衆電話を探してさまよって駅まで戻って、迎えにきてもらう。(30分の道迷い時間は用意していたんだが。。勿論、店にはりつけてあった地図は見たし、店の番地もみていたが、地図の精度が低すぎて、番地の並び方に"grain boundary" があったようで。。)始めてお会いする方が多く、最初、前に座った方と喋っていたら、途中で、広中平祐さんが来られて、横に座ることになったので、結局、ほとんどの時間を広中さんの話を聞くことになった。

実は、僕が19歳のとき、広中さんの講演会を企画した。交渉と講演会の司会を担当したのだった。そのときに聞いたことこともそれ以外のことも、それからのことやら、最近のことも色々とお聞きした。ずっと気になっていた「マンデルブローさんとの関わり」について教えてもらった。49歳のとき第一回数理の翼を開くことに至った個人的心情も初めてお聞きした。加齢に伴う記憶能力の低下の話になったので、「今、特異点解消論文をどの程度まで空で浮かびますか?」というおそらくありきたりの質問もさせて頂いた。他、日米の比較、政治的なこと、などなど。贅沢な時間だった。[本当は適当なタイミングで席を移動べきだったのだろうけれど、(狭い場所でもあって)動くに動けなかったので、、すいません。]

今日のうちに、「流れる固体?」の有効模型のプログラム化を終える予定だった。昼間、高速プログラミングをして、往復の電車でバグ取りをして、帰宅後バグをとった。今のところ正常に動いているようにみえる。さて、この模型に対しては、「ずれた結晶の寿命」が手で計算できるはずで、当面の目標はこれを具体的に計算すること、および、その計算結果を今日書いたプログラムで確認することである。ずれた結晶が壊れた後の振る舞いは、数値実験での観察から論点を絞ることになる。