火曜日

講義の後、ぐったり疲れて、ぼーとグラフを睨んだあと夕方から学内公務へ。21:00に駒場を離れる。まだ副研究科長が残っていたが、これ以上遅くなるとまずいので、失礼した。明日の(研究に関係した)会合の資料を作るのが今晩に予定していたので、限界だった。24:30に資料は8割方できたので、風呂に入って休憩。これを書いたらラストスパートでやっつける。

帰りの電車ではもちろんスライドを書いていたが、駅から家に歩く途中で、ふと、4月は一体何回会合があったのだろうか、気になって、指をおって数えてみた。厳密ではないが、18回。はは...。(30分程度のも含んでいる。2時間を超えるのもあるけれど。)これは、院生や田崎さんや福島さんとの議論やセミナーなど研究に関する会合や医者との面談は含んでいない。交付申請書や実績報告書や推薦書や査読書を書くのは会合ではないので、勿論、含んでいない。4月は講義は5回なので、どうりで講義がかすむはずだ。

今日の講義は、定点観測の熱力学だが、今年は10年ぶりの大きな改訂版をやろうとしている。ガイダンスに続く2回目で、気液共存や気液臨界の話をして、「状態方程式はPV=NRT とは限らない」ことをまず実感してもらおうという路線である。次回の青写真まではで来ている。物質の種類によらない普遍的法則の例として、クラペイロンを実験結果として紹介する。これを導出するーという路線ですすむ。いってみれば説明の順序の変更だが、全体像が見えないままにスタートを切ってしまったので、週末になると割と緊張している。木曜日の講義は、はじめての量子統計で、これも全体像が見えないままのスタートなので背景で気にかかっている。

タイル問題も細かいことの試行錯誤を毎日少しづつ進めている。あと2日のうちにこれとこれをやりたいが、片方は間に合わないな。