月曜日

午後、根本君の最近の話を田崎さんと聞く。僕は、クレームの内容と導出の筋だけ知っていて、細部はまだ理解してなかった。もともとは、Nemoto-Sasa の本論文の注釈くらいの位置づけで、「どんすかー=ばらだんとの関係も触れておきたいね」とだけ根本君に言ってあった。Nemoto-Sasa の式を初めてみて、かつ、どんすかー=ばらだんを知っている人は、すぐに、その関係は?と聞きたくなるから。関係ありそうだけれど論理的にすぐにつながらないなぁ、、とは分かるので、そういうことを論文に触れるのをイメージしていた。そしたら、根本君が、論文の注釈ではない、新しい研究結果として持ってきたのだった。時間がとれなくてゆっくり聞く機会がなかったので、今日をその日にしたのだった。

まず、どんすかー=ばらだんをランジュバンに適用した式を書いて、例の変換をかましてやると、Nemoto-Sasa とそっくりな式になる。この式はくりすてぃあんたちが別経由で出していて、似ているなぁと昨年から気になっていたのだった。

次に、そのどんすか=ばらだんの導出をかなりNemoto-Sasa 風にできる。(しかし、これは、甘かった。矢印の片方しかできてなかった。田崎さんに指摘されて、あれれれーとなったところで僕は途中退場。50分くらいして帰ってきたら、ちょうど解決したところだった。この風味はオリジナルのどんすかー=ばらだんと同じらしい。どうも、まだ僕は理解しきっていない。)

そして、そのどんすかー=ばらだんとNemoto-Sasaをくっつけることができる。最後に出てくる式は、相当に綺麗で、諸々の親玉に近い。こんなに綺麗にくっつくとはびっくりだ。

こういう形式論ゲームはそれだけに没入すると危険だけれど、やはりきちんと抑えたい。二つ理由がある。ひとつは、そうやって整理ができていくことで、ランジュバン特有の性質から離れる可能性も出てくること。もうひとつは、綺麗な整理は他の人が勉強するときに便利であって、裾野の広がりから進展することは確かにある。第一の点については、夏休みに真剣に取り組むべきだな。