月曜日

研究会初日。最初なので、アパートから研究所への行き方を覚え、研究所での過ごし方のリズムをつかみ、スーパーマーケットを経由して帰宅して、生活の流れを抑える − というのが主たる目的で、学問的なことは後回しでよい。

当然のことながら、あれこれ聞きまくらないといけない。ストックホルムの人は、多くの方が僕の汚い英語を聞き取ってくれて、聞きやすい英語で答えてくれる。これは本当ありがたい。また、その助けてくれるときの雰囲気が非常に穏やかで、こちらの緊張がほどけていく感じがする。(スーパーのレジのやり方が違っていて、「違うよ」、と言われても、怒る感じとか全くない。パリでは、きつくしかられる感じだった。)街並みは綺麗だし、いいところだ。1日やったので、明日からはともどいもなく生活できるだろう。

セミナーは、まぁ、、学問的に新しいことはほぼないといっていい。エバンスさんには、thermostat系の位置づけについて;トークナーさんには、量子非平衡定常系FTの話を質問した。エバンスさんの答えがちゃんと分からなかったので、あとで部屋にいって聞く。あぁ、何だ、そういう位置づけでいるのか。それならそれでいいんだけど...。また、それに関連して、少し面白いことを聞いた。(論文は出ているそうだが、知らなかった。)トークナーさんの話は、自明レベルから一歩も変わっていないように見える。saito-tasaki がさらにその上をいっているんだけど、ゆらぎの定理関係を明示的に書いているわけではないので、あとで、斉藤さんに、それも明示的に書いた方がいいですよーと伝える。

雑談は色々。今日は薄く広く。明日からは作戦を練ろうかなぁ。