金曜日

セミナー10日目:Lepriさんは、異常熱伝導について、理論、数値実験、実験室実験に関するレビューと最近の話題を綺麗にまとめていた。分かりやすく勉強になったし、面白かった。もちろん、この10年、彼らのグループはこの問題について精力的にやってきたので、そのようなスタイルにしても自分たちの話が自然と入ることになっている。

今日がストックホルム最後の夜である。朝、ほるへと別れの挨拶をした。僕が考えていることをさっと伝えると、「それは、こちらも考えている。12月にパリにくるんだろ。そのときにまた。。」昨日は、クリスティアンと別れの挨拶。「2月に会うときまでには、もうすこし理解を深めよう。」今日の夕方、いよならしにおさんとの別れの挨拶。「次にあうのは6月のイタリアだな。○○を自分の宿題としよう」といよならしにおさん。ぼくも、それぞれに対して、自分の宿題を話した。そして、関本さん/河合さんの問題も非常に面白いので端緒をつけたい。ピーター(らいまん)とも「ある問題の解決」を約束したし、ふれでりっくとも「ある問題の解決」を約束したし、他にも...空手形の連発だ。

想像以上に楽しかった。正直いって、1年前に依頼があったときは、そんなに気乗りがしてなかった。個人的には閉塞感があったし、ゆらぎの定理とかはもういいやん(終わって12年なのに..)と思っていたが、何人かの人と話せればよいか...くらいで引き受けたのだった。途中から参加者リストの欄も増えてきて、話題の幅もそこそこ広がったし、くりすてぃあん、ほるへ、関本さんとの話は、強い刺激を与えてくれた。(ただ、正直「??」という講演もいくつかあった。また、シニアーで名前は知られているけれど、うーむ、どうしたんだ.....という方も複数いた。自分が研究しなくなったら、こういう場にきたらいけないのだと思う。色々な事情はあるのだろうけれど。。よく覚えて、自分がそうならないように気をつけないといけない。)

個人的には、頭の回転が鈍っているように思うのが気になる。何というか、問題に対して、さっと考えてともかくアイデアを出す部分が弱くなっている。議論をしたり、プレゼンの準備をしたり、話をしたり、と複数の異なるモードが絡むので、自分で考えることへのスイッチ切り替えがうまくいかなかっただけかもしれないが。。