木曜日

セミナー9日目:いよならしにおさんの講演から。簡単な非平衡の設定で密度ゆらぎのポテンシャル(平衡だと自由エネルギーと一致)に特異性がでることを示す。算数の大体のからくりは理解したが、面白い。論文が出ているのを知らなかった。さて、問題は、これをどうやって実験で見るかである。

これについては、関本さんの視点が面白かった。「水道の蛇口をひねると水が.....という感じのように思えるのですが、違うんですかね。。漠然としすぎているか。。」とおっしゃっていて、最初、何のことかと思ったけれど、その言葉を翻訳しようとすると、「おぉ、おぉ、そういうことです。背後にこういうのがあって、それが隠れているので、それをどう見るか... 」というのと同じです。形式的にはずっと前から気になっていたことだけど、いよならしにおさんの講演に刺激を受けて、そして、それは自分たちの問題ともかかわってくるので、もっと真摯に考えるときだと思う。

自分の発表が終わったので、ストックホルムで沸いてきた問題たちを順次やっていきたいが、多すぎで全てに手がまわらない。優先順位をつけて、すぐできそうなことを、まずひとつ、ふとつ、、とすすめる。でも、大事な問題のヒントくらいは、あとひと踏ん張りで見つけたいな。