金曜日

昨日考えていたことをもう一度チャレンジしたがよくわからん。いくつか関連することを並べてみたが、示唆的以上のことは出てこないなぁ。何をやっているか:非平衡系で時間平均カレントの大きなをゆらぎを検出するバイアスアンサンブルを作る。このバイアスアンサンブルが平衡系では操作的につくれる、、というのが熱統計力学のひとつの綺麗な構造だけど、非平衡(や時間平均量を考える場合)だと素直には成り立っていない。しかし、歪んでいるだけで、なにがしかの構造は持っているようである -- というのがこの12年くらい蓄積してきたこと。。本当不思議なんだけど、それが熱力学関数拡張の話、FDT関連の話、large deviation の話 - 最近では、全てにおいて似たようなことをやっている。しかし、歪んでしまっているのがどうにも見えない。。(よく言っている比喩だけど、量子論が完成する前に半古典論からのアプローチが長く続く歴史があったなら、そこでの苦闘に似ているかもしれない。ただし、非平衡統計には何もない- という可能性は常にある。)

途中であきらめて、別の問題にスイッチ。fluctuating hydrodynamics というのはランダウにあるけれど、それに似て非なる fluctuating boundary condition というべきカテゴリーがあるんだな。それについて系統的な法則を打ち立てることが大事で、特に分かりやすい例題があるので時間をとって考えていた。ふー。これは↑の話とは完全に相補的だが、短期間に解決できる(したい)ことだと思う。が、書きだすと色々な論点があるなぁ。。

夜は、娘たちが、紅白とガキの使いをいったりきたりしていたのを見ていた。松任谷由美が衝撃的で、別人かと思った。(娘たちもよく知っているということもあって、「やさしさに包まれたなら」はカラオケでよく歌ったし、「守ってあげたい」も好きなのでよく歌った。* 次女がカラオケ嫌いなのでここ何年かは家族ではいっていないが。。)年齢もあるだろうし、それに伴う諸々もあるのかもしれない。最近(自分の)加齢のことを気にする機会がめっきり増えたので、他人事でない気がした。